はるぱりじかん

東京パリカのブンガク恋慕 ーー 遙カ成リ巴里 vol. 20

ぐん

ぐんと気温がさがって

肌寒さも感じられて

 

風鈴がそのままなのは

名残おしさからでしょう

南部鉄の音はすきだから

 

風鈴の音がベランダにはる

みえないバリアは

空の光をうつくしく映して

 

まぶしい夏は

思春期にあって

ただ汗をかいて

夏なんてきらいだったのに

 

ぐんと気温がさがっても

あしたはまたすこし

暑くもきっとなるでしょう