はるぱりじかん

東京パリカのブンガク恋慕 ーー 遙カ成リ巴里 vol. 20

おっとー

けっきょく、出会ったものでいいなとおもえばすきになる。

 

ただ、自分で探すということのない怠惰なところがある。

音楽はとくにそうで、それでもジャズには興味をもって若いころ、めずらしく一歩自分で踏み出せた。

 

いろいろと楽器をやった。音楽がやりたかったけれど、音楽ができていなかった。トランペットも、毎朝ロングトーンをしていたのは、そうしているのがすきだっただけなんだろう、音楽をつくっていくところまではいけなかったし、けっきょく、うまくならなかった。うまくはなりたかったのだけれど。

 

まあ、音楽がすきなんだとおもう。

 

ロックもクラシックもよくしらないまま大人になったけれど、それでもさいきんまた、いろいろとあたらしい音楽に出会って、比較的馴染みだったジャズの世界みたいなところとはべつの世界をのぞきみたりして、それがたのしい。ジャンルなどはあまり気にならなくなってしまった。気楽だ。

 

 

8otto とかいて「オットー」と読むバンドの新譜を縁があって聴いてみた。もともと、It's All Right という四曲目のホーンセクションを聴きたくて聴いてみたのだけれど、あらためて一曲目から聴いてみると、イントロからすごくよい。ドラムの低い音がひどくかっこよい。そして全体の音、というのか、音のないその沈黙の間というのか、なんだこれ、すごくよい気がする。いや、とにかく音がよい。びっくりした。そしてなぜか妙になつかしかった。

 

なんでだろう?

なんでなつかしいのだろう?

 

 

ぜんぜんわからない。

 

いろんな音楽があるけど、

いろいろつながっている気もする。

 

おもいがけず、まったく知らなかったのでメンバーも知らないこのバンドのアルバムを、ちかごろわりと、聴いている。

 

赤と黒」という曲が入っているけど、スタンダールは、かんけいない、のかな。

 

Dawn On

Dawn On